ソフトロック
◎Beach Boys

名前の通り、カラッとしたサーフバンドから始まりはしたが、
元々そっちっ気のあったブライアン・ウィルソンが、60’後半
魔法の時代の影響をもろに受け、才能を大爆発させた。
誰も真似できない美しいコーラスワークと、なんといっても
世界一のメロディメイカーの個性が最高のバンド。
◎Spanky&Our Gang

ブルース、カントリー、ジャズ、ボサ・ノヴァなどを混ぜ合わせ、
オールド・タイミーでユニーク。褒める所がいっぱいあるナイスなバンド。
大人が作りこんだ系のソフロでこれだけ面白く、飽きないのは珍しいと思う。
フォークロック
◎The Lovin'Spoonful

カントリーベースのルーツサウンド。グッドタイムミュージック
ジョンセバスチャンが在籍していたことで有名。。逆かな?
◎THE BYRDS

フォークロックの先駆け的な偉大なバンド。
米国なのにカントリー色が殆ど無く、ともすると英国っぽい上品な雰囲気。
上の3枚はこの時代の10枚に入ってもいい超名盤。
66年「Fifth Dimension」(真ん中)からはインド音楽の取り入れを初め
まさにビートルズコンプレックスが見え隠れする。
バードマニアではフォークロックにストリングを入れるという、どこかで
聞いたようなこともやり、批判が多い。なんでやねん。
カントリー・ロック
◎The Band
◎Gram Parsons 「Grievous Angel」

あまりカントリーを聴かないロックファンにも実に人気の高いSSW。
かの有名なローリングストーンズの「Honky Tonk Women」はこの人の作品。
キースリチャーズのヤク中友達だったらしく、ストーンズ60後期の
カントリー色はこの人の影響だってA&J のお兄さんが言っていた。
バーズの傑作2作品にも参加。
透き通った美しいカントリーソングを書く。
サブボーカルのエミルー・ハリスの声も良い。
◎Neil Young

バッファロー・スプリング・フィールドのあの男。
バッファローを脱退後、70年にはC.S.N&Yでの活動とかもありつつ
現在までソロ活動に勤しむ。40枚くらいアルバムがあるらしい。
甘いよれよれした声が胸にキュンっとくる。最高。
◎Townes Van Zandt 「The Late」

カントリー界のニック・ドレイクとも言われるカリスマらしい。
痛いほどに哀愁漂う、渋い世界が胸を打つ。最高すぎる。
放浪と孤独の中に太陽のあったかさが詰まっている。
◎Michael Hurley The Unholy Modal Rounders Jeffrey Fredericks &
The Clamtones 「Have Moicy!」

素朴でアシッドな歌がいい Holy Modal Rounders の Peter Stampfel
が
仲間の Michael Hurley と Jeffrey Fredericks らと共に75年に作った作品。
良く見るアメリカンカントリーロックの放牧的なかっこよさに
少しだけふざけてみた雰囲気が出てていい感じ。
歌もメロディーも物凄いキャッチー。
○Eric Weissberg And Deliverance
ロックンロール
◎Freddy Cannon

マサチューセッツ出身の白人シンガー。"Boon-Boon"。
ベースドラムをフューチャーして、RRのあのビート感の元の人らしい。
カコイイ。
◎NRBQ

長年最高のライブバンドの名をほしいままにしているロックバンド。
ラヴィンスプーンフルの影響もあるとか。
ベースとなっている音楽の深さに尊敬する。
パブロック
◎Chilli Willi&The Red Hot Peppers

有名なバンドで似た名前のが居るので間違いやすい。
グレイトフルデッドからバーズ、泥臭いカントリーまでおしゃれじゃない
音楽を面白く取り入れて、なんともおしゃれな仕上がりに。
最高のパブロックに違いないと思う。
◎Mighty Baby

ブリティッシュビートバンド「Action」の後身バンド。
1969年の作品で、やはりこの段階では物凄くいいサイケロックだけど、
上記 Chilli Willi のギタリストMartin Stone の在籍が個人的肝心事項なので
パブロックに抜粋。
ほんとパブロック界の人はそれぞれがいろんなトコでやるので面白い。
レコード会社主導ではないんだろうなぁ。
◎Bees Make Honey

アイルランド出身のパブロックバンド。
これは72年からバンド解散の75年までのスタジオテイク14曲と
76年のライヴ録音が入った編集再発版。
音が丸くて気持ちいいんだよ…かっこいい。歌がいいのかな。
コーラスも素直で清清しいし。曲はノスタルジックで確実にいい。
メンバーはその後、Ace、スーパートランプ、スリムチャンスなどへ。
◎BYZANTIUM「Live & Studio」

Oraのメンバー数人からなるBYZANTIUMの幻の1st('72)+新録がCDに。
5〜7に新録が入っているが、これはすかしたオルタナ風味のAOR。
ノスタルジックなカントリー調の8〜12とパブロックなライブ録音1〜4が
とてもかっこいい。
○Dan Hicks
一言で言えばグッドタイムミュージックだけど、まさに一筋縄ではいかない。
サイケデリック・オールド・ジャズ・ヒルビリー・フォーク・ハワイアン…
こちらもかなりモダンなおしゃれ。
◎BRINSLEY SCHWARZ、ROCK PILE
◎KOKOMO
SSW・POP職人
◎Robert Lester Folsom「Music & Dreams」

1976年の自主制作盤。ジャケも手書きの自画像と、さっぱり
売れなかったらしいが、曲の質、作り、歌。共に最高レベルの才人。
ジャンル的にはソフロ寄りのSSWという感じ。
オリジナル版には目が潰れるくらいの値札が張ってある。
◎Gary McFarland & Peter Smith「Butterscoth Rum」

ソフトロックの部類だけど、曲作りがテクニカルで美しすぎるので、
実際こちらのイメージが強い。NIRVANA(UK)を大人にした感じ。
◎Garrison Keillor 「Family Radio」

ラジオのパーソナリティ?&コラムニストらしいが、ここでは曲勝負。
感じの良いラジオっぽく、つなぎがきれいでしかも曲がいいので
かなり気に入っている。音楽性はフォークロックに近い。
◎A TEENAGE OPERA 「The Original Soundtrack Recording」

天才プロデューサーMark Wirtzの作品集。
名の知れたサイケバンドTomorrowも彼の作品の一つで、ガールズポップ、
バブルガム、フィル・スペクターサウンドまでかなり縦横無尽な多才ぶり
○Tommy Boyce & Bobby Hart 「Test Patterns」

モンキーズのソングライターチームとして有名。
このソロプロジェクトではモンキーズでは出せなかったものを
存分に発揮し、より柔軟な曲作りが印象的。
◎Brian Protheroe

イケメン役者としても知られる。(スーパーマン出演)
ニッチにも入れられるようなモダンポップをやっているが、
曲調が多様で飽きない良い作品。ミーハーな作りでは決してなく、
良い英国らしさが感じられる。
◎Roger Morris 「First Album」

70'英国SSWの名盤。染み入る哀愁に感動する。
長らく聞ける人しか聞けない、超レア盤だったらしいがCDで再発に。
◎Arlo Guthrie
◎Don Mclean
○Eddie Mottau